肥満を引き起こす脂肪の過剰な蓄積は、摂食エネルギーが消費エネルギーを上まわったときに成立します。
この考えは、今から200年以上も前、1783年に、ラボアジェと・フプーフスによって提唱されました。しかし、それではなぜ、ある個人や家系では、他の人々に比べて肥満傾向を示すことがあるのかについては、まったくわからなかったのです。
1950年代には、動物を用いて、体がどのように脂肪を蓄積するかに関しての研究が、大きく進展しました。当時、研究者たちは、多くの哺乳類では、体の大きさと脂肪組織の総量とがほぼ一定にたもたれており、脂肪組織の総量は、摂食エネルギーと消費エネルギーの差を反映しているということに気づいたのです。
この「脂肪定常説」は、提唱者であるイギリス・ケンブリッジ大学の研究者の名前をとって、ケネディの脂肪定常説と呼ばれることもあります。
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